臨海緑地帯の秋

秋を迎えると太陽の位置が低くなり、高木の多い臨海緑地帯では、斜めから射し込むやわらかな光の帯が秋の風情をつくります。
やわらかな木漏れ日の中をゆっくり散策してみたいですね。

秋から初冬にかけて、臨海緑地には、たくさんの渡り鳥がきます。
この季節、広葉樹林を歩いていると、ムクドリやヒヨドリが梢に寄生する虫と一緒についばんで落とした、青い枝つきのドングリが数多く見られます。

晩秋から初冬には、落葉樹が色付き黄色・赤と緑の鮮やかなコントラストに目を奪われます。
臨海緑地帯では、常緑樹が主体で、落葉樹はサクラ・ケヤキ・ナンキンハゼなど一部の樹木ですが、この季節には束の間の主役を演じてくれます。

この頃には、早い場所ではサザンカの開花も見られます。